八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

進行状況

今日は、バッグデザイナーで3年前に独立起業して自分のブランドを立ち上げている友達が、アドバイスくれる、と申し出てくれたので、午後に会う約束をしました。

なので、今現在の進行状況をまとめておこうと思います。

 

・ブランド名決めて、商標申請した。

・1stサンプルは上がったが、うまく行かなかったので、2ヶ月放置した後、一旦棚上げ。

・仕切り直して、新しいデザイン_1(ナイロンバックパックシリーズ)のデザイン画と製図を描き、仕様書にまとめ中。素材探しを行う→来週依頼予定

・デザイン-2(キャンバスのバックパックシリーズ)の依頼→来週

・デザイン_2(レザートート)  新たな縫製メーカーさんに打診する。製図、仕様書→来週打診

 

ここまで。

 

書き出してみるまでもなく、ほとんど進んでいません。気は焦っているんですが…

 

そして、午後に半休を取り、その友人とお茶しながら語り合いました。

友人の意図は、私が1人で黙々と悶々と作業しているだろうから、思い描く未来の話を人にすることで、発散しつつ自分にハッパをかけてもらおう、というものでした。心遣いありがたやです。でも結局半分くらいの時間は彼女の大変さを聞いていました。それもリアルな現状なので、私に取っては貴重な話です。

 

正直なところ、彼女はいつも資金繰りに困っていてあまり利益がでていないようなので、経営状態は相当厳しいのかと思っていました。ですが、突っ込んで聞いてみると、私の想像よりはコンスタントに売れているようで、なんとか自転車操業できているとのことでした。これには少し勇気をもらうとともに、とはいえ厳しい現実の話を聞いて身が引き締まりました。

 

名もないブランドのバッグを売る大変さは一度身をもって体験しているのでよくわかります。2番目の会社で、数年だけ新規立ち上げブランドを担当したことがありました。代官山の駅前にフラッグシップショップを構え、時々販売応援で店頭に立ちましたが、まぁ売れない売れない。一日中売り場にいて5個ぐらい売れたらいい方でした。なので、作る側としても、生地も革もロットの少ないものしか使えず、オリジナルの金具など作れるはずもなく、最低ロットでの生産をしていました。メーカーさんは小ロットでは利益が出ないので、できればやりたくなさそうです。新規ブランドとはそんな立場です。

 

そこに打って出るなんて、我ながら勇気あるな、と改めて3年先輩の話を聞いて、つくづく思いました。お金が消えていく恐怖との戦いです。でも、やりたいのです。

 

友達とは、お互いに健闘を讃えあって、別れました。

 

がんばるぞ!!