八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

3回目のサンプル依頼をした

今日は縫製メーカーさんに3回目のサンプル依頼をしました。

会社の仕事でその縫製メーカーさんと打ち合わせをする予定が入ったので、ついでにその後Sighの仕事の打ち合わせをすることにしました。

会社での打ち合わせの後、あわてて退社して、駅の近くのカフェに向かいました。

しばらく世間話をした後サンプルの打ち合わせをし、その後もしばらく雑談してました。その人はとても熱い心を持っている人で、私が見切り発車をして失敗しないようにと心底心配してくれていたようでした。サンプル輸送費は他のものと同梱にすることで無料にしてくれた上、サンプル代も相場の半額以下に設定してくれていました。私のお金のことを心配してくれているのです。

さらに、私がブランド立ち上げに対してどのくらい勉強してどのくらい実際に起きることを想定できているかを質問してきました。私が「自分が何がわかっていないのかわからないというレベルかも」と正直に言うと、「ノジヤマさん、それではダメ。失敗するよ。しっかり勉強して足元を固めてからスタートしないと」と言い、自分やその縫製メーカーの社長さんがどんなに私の起業を応援し期待しているか、熱意を込めて話してくれました。

私は正直びっくりしました。今まで1人だけで黙々とやっている気でいたので、その縫製メーカーさんが陰ながら応援してくれているとはつゆほども気付いていませんでした。そう考えると、ロゴデザインを依頼したデザイナーの友人も、そして夫も、同じように私を陰ながら応援してくれていて、私はみんなの期待を背負っているんだ、ということに気付きました。

成功するのも失敗するのも自分だけの問題と考えていたけれど、何人かの人を巻き込んでいるので自分だけの失敗ではない、と気づいたのです。

その他にも、もし何かの拍子にこの独立に向けた動きが会社にバレてお咎めを受けることになったら大変だから、早めに業務委託に切り替えては?とか、他のメーカーさんや材料屋さんに相談する場合人を選ばないとまずいですよ、とか、量産することになったらどこに在庫を置くんですか?とかいろいろ心配してくれました。そして、相談してる人がいるならもっとリサーチして下さい。不明瞭なことは全て解決した上でローンチしてください!と頼まれました。

私はありがたくこの話を聞いていました。良いプレッシャーを感じました。今の時点で不明瞭なことはきちんと明確にしていくことを決意しました。本当にやれるのかな?なんていう今更な感慨はもう捨てて、着実に進もう、と思いました。

 

Tさん、本当にありがとうございます!!