八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

新しいシリーズのサンプル依頼をした

今週はボスを含めた出張メンバーがパリに行っているので、自由な1週間です。自由を謳歌する気満々で大胆にも3日間有休を取ってしまいました。こんなことお局でないとできませんw。そんなことをしてるからボスから蔑ろにされるんでしょう。

蔑ろにされているからこそ、むしろ堂々と火水木と有休をとってやった、とも言えます。

そんなわけで、せめてもの償いということで、今日出社しました。でもただでは転びたくないので、独立の方のサンプル依頼のアポをとり、お昼に抜け出して、駅ビルのタリーズコーヒーでサンプル依頼をしました。

 

依頼の後、そのメーカーさんとおしゃべりしていたら、どうやら同僚の1人が縫製メーカーさんの間では態度が悪すぎて悪評が広まっている、ということでした。その同僚は31歳のチーム最年少ですが、どんな人とも臆することなく接するところがあり、社内でも可愛がられていますし、同じくメーカーさんのおじさん達にも可愛がられている様に見えていました。

ところが、逆で、メーカーさん達から「またあいつか」と煙たがられているんだそうです。そして、そのメーカーさん曰く、「△△さん(若い同僚)は御社の看板を背負ってることに胡座をかいて、我々取引先にすごく失礼なことを言ってくる。でも○○さん(私)は率直だけど言い方が柔らかいし納得できるから僕はとてもやりやすい。他のメーカーさんも○○さんとはとても仕事がしやすいと言ってる」と言うのです。ビックリしました。私は全然雑談に花を咲かせることもしないし、メーカーさんからそんな信頼をえているなど夢にも思っていませんでした。そのメーカーさんはさらに「だから、僕、○○さんの独立のお仕事引き受けてるんですよ。△△さんだったら絶対断ってますもん」と言ってくれました。うう…ありがた過ぎます。

しかし、そもそもメーカーさんに失礼なことを言う理由が私にはよく分かりません。きちんとデザインに合う素材を選択して、製図を書き、指示書を提出して、それで変なサンプルが上がったら、半分以上はこっちの責任です。ちゃんと指示すれば、大抵はちゃんと上がるものです。

△△はその辺がよくわかっていないんでしょう。メーカーさんの腕次第でよくなったり悪くなったりしている、と思っているんだと思います。

「若いからしかたないのかなぁ」というメーカーさん。「ですかね〜」と私。でも実は内心、(彼はこの仕事に向いてない)と常日頃から思っているのでした。何故なら、いつまでたっても完成度がイマイチ低いのです。こう言っては悪いですが、彼には物作りのセンスがないと思ってます。口には出しませんが。

まぁ、それはさておき、そのメーカーさんや他のメーカーさんから私が信頼にあたる人物と思われているというのを聞けて、本当に嬉しかったです。しっかり真面目に仕事に向き合ってきてよかったなぁ、と思えたひとときでした。

 

やっぱり普段から不必要に卑屈になり過ぎてるのかもしれないです。もう少し自信を持っていこうと思います。