八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

小康状態

昨日から父の絶水絶食が始まり、訪問介護の医師からもうあと数日と言われて、私達もあわてて葬儀のことや諸々調べたり話し合ったりしました。

施設では看取りができないとのことで、見取りができる病院に入院するか、あるいは自宅に引き取って家族で看取るか、の2択になりました。

私と妹は、もう水も取っていないしあと数日なら家でもいいのではという考えで、母は、看取りなんて怖くて生きた心地がしない、と病院行きを強く希望しました。

いろいろ話し合って、痰で喉を詰まらせて窒息したらやっぱり私たちの手には余るので、やはり病院へ入れようという結論に達しました。

 

即そのことを施設の方に連絡して、見取りの病院の空き状況を調べていただくと、看取りの病院の方は病床がいっぱいだけれど、隣の系列病院のベッドをかりて入院できることになりました。こんなスピードで受け入れ先に入れることは相当稀だそうです。

 

病院へ到着後、父は簡単な検査をされたようです。訪問介護の医師からの紹介状を確認した上でこちらの医師は、「まだ意識があって受け答えがかろうじてできる状態にも関わらず、誤飲してしまうからといっていきなり絶水絶食にしてしまうのは急過ぎる。今誤飲と脱水で苦しいので、まずは点滴をして、誤飲をなおしてあげます。その後飲み込みの様子を見て、食べられるなら口から食事をする練習をするし、無理なら、痰の吸引をしながら眠るように逝けるようにしてあげましょう。積極的な延命はしないで、本人ができるだけ楽になれるようにしましょう」とおっしゃっいました。

 

その後、看護師さんのお話しの中で、「もう数日と聞いていたので父は危篤状態と認識していたが、今は危篤ではない、ということですか?」と聞いてみたら、「全く何も口にしてないので薬も飲んでない、ということで脳梗塞のリスクが高い。(以前脳梗塞をしてそれ以来血液サラサラの薬を飲んでいる)という意味で、安心はできないけれど、それがおきなければ、今危篤状態というのは当てはまらないと思います」とのことでした。

 

なんだか安心しました。あとはこちらにお任せして、連絡を待てばいい訳です。

 

母と妹と私は、ほっとして病院を出ました。

近くにT-SITEがあり、そこに立ち寄りランチをしました。思わず3人でランチスパークリングワインを頼んでしまいました。その後はT-SITEの中をプラプラウィンドーショッピングして帰りました。

 

昨日は妹がすごい剣幕で私に当たってきて、私はそれに反応して、もう縁を切りたいくらいに頭に来ていましたが、よくよく聞くと、妹の方も事態が急展開していっぱいいっぱいの精神状態だったようです。疲れ切っているようでした。

 

というわけで、一旦父の状態は小康状態となりました。