八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

妹のこと

私には3つ年下の妹がいます。

会社員として仕事をしてますので、土日の休みに父を施設から引き取って,自宅で献身的に介護をしています。その姿は神々しいほどです。

食事はムース食の宅配を頼んでいますが、父が夢でも見たのか「すき焼きの支度をする」と言い出した時は、わざわざ牛丼を買ってきて、「すき焼きじゃないけど牛肉だから」といいながら、自分でそれをムース状にフードプロセッサーで調理して、父に食べさせたりしていました。

 

最近では、ただトイレに用を足すために連れて行くだけでも十分大変なのに、便が出ないときにお尻の穴から指でかき出すという、プロの訪問介護士さんがやることを、妹は自分でやっているそうです。

 

今は金額は高いけれど土日外泊できる融通のきく施設に入っていますが、実家はどちらかというと金銭的に困窮している方なので、年金だけでは足りず、妹が結構なお金を出しています。

なので、特養に申し込みをして順番待ちをしている状態です。

 

しかし、実は2回特養から受け入れの連絡が来ているのに、どちらも流れてしまっているのです。

今コロナが終わった社会になりましたが、老人ホーム界隈では終わりはまだまだ先の話しなんだそうです。特養は外泊はダメ、面会も月2回まで、と価格の高い今の施設よりも制限がより厳しいのです。

 

妹は、「そんな状態になったら、父は何もかも忘れてしまい衰弱してただ死を待つ状態になってしまうはずだ。そんなのは可哀想で耐えられない」と時々私にそう言います。

 

私はというと…

妹と全然違います。トイレの世話はとても苦痛です。食事の世話もうっかりすると飲み込みに失敗して誤嚥性肺炎になりかねないので大変です。時々父の頭が比較的冴えて会話が成り立つ時は嬉しいですが、ぼんやりしていることが増えています。

起きる時はトイレか何か食べたい時なので、寝ていてくれるとホッとします。

妹は逆に「寝てばっかりは良くないから」と言ってわざわざ起こしてトイレに連れて行きます。

 

私の本音は、父の介護はもうプロの領域なので、特養が空いたら入ってもらいたいのです。母も同じ意見です。なので、2回目に流れた時は母と妹で大喧嘩になりました。

 

妹が全てを把握して仕切っているので、妹からの話ししか聞いていないのですが、事実の部分のみをまとめると、特養が開いたら即座にやるべき諸々のことを、少し遅れて連絡したり提出したりしているうちに、次に待っている人に回されてしまっているのです。

 

そこには意識的にも無意識的にも妹の意思が影響していると言わざるを得ません。

 

でも私はなにも言えません。父が妹の生きる意味になっているようにしか見えないのです。

私にとって息子と夫が生きる意味であるのと同じです。そう考えるとあまりに切なくなります。

 

妹も私も生きるのに不器用なのです。

 

母は妹の気迫に負けて、本音を言えずにいますが、私には母の気持ちはよくわかります。

母にとって父が生きている意味は年金です。なのでできるだけ長く生きてほしい。でも世話はしない。元々愛情などまるっきりない歪み合う夫婦だった上に、父の家を売るほどの大借金が追い討ちをかけ、今でも父を憎んでいます。早く特養に入れて自分は土日出かけたり楽しく過ごしたいはずです。

母はストレートでわかりやすく複雑さのない性格です。

 

しかし、私と妹はそれぞれ違った形で複雑さを抱えて生きづらい性格を持って生きています。

 

妹の溌剌と介護をしている姿と笑顔を見ると、重たい気持ちになってしまう私です。

 

今日はこれまた暗い内容になってしまいました。。。

 

気持ちを変えて…

3 good things

①勝間塾のハッピーストレングスというイベントに出て、手を挙げて発言した。私はポジティブかネガティブか、といわれると性格が内向的なのでネガティブなのか?と思っていたが、結局はスペクトラムで皆どちらの要素も持っている。

②心穏やかに過ごした。

③天気が良くて気持ちよかった。