八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

ポジティブ、ネガティブ

先日勝間塾のイベントで、ストレングスファインダー(自分の特性を知り、人生を生きやすくするツール)で、ポジティブが上位にきている人達の、ポジティブあるある、ポジティブ自慢、ポジティブによる失敗談などを語り合うものがありました。

私はネガティブ代表として、自らポジティブと言える人達の考え方を聞いてみたくて、好奇心から申し込みました。

 

まずはポジティブの定義として、

人が好きで興味がある、前向き、未来志向、行動力がある。明るい。人といるとニコニコする。ネガティブなことに弱い(免疫がない??)

以上のようなことが挙げられていました。

 

そういえば、

ポジティブ=明るい=外交的

ネガティブ=暗い=内向的

というのが通常の解釈になっていると思います。

 

私はというと、内向的で暗いけど、行動力はあるし未来志向があります。

内弁慶なので、身内だけの中ではやり過ぎなくらいふざけたり、みんなを笑わせたりする、そんな一面も実は持っています。

 

最近読んでいる平野啓一郎の本によく出てくる、分人(ディビジュアル)と呼ばれている概念をご存知でしょうか。人は、相手によって人格を変えている、というものです。

家族に対するときの私と、上司と話す時の私、友達といる時の私、アウェイな場所にいる時の私、それぞれの私は別の人格を持っているかのように振る舞います。

 

そんな影響もあり、

ポジティブ=明るい=外交的

ネガティブ=暗い=内向的

というのは、あまりにも乱暴に単純化しています。

今までほとんど考えたこともなかったのですが、ポジティブの定義なるものを見て、自分の中でこんな気づきを得ました。

なので、思い切って手を挙げて、「ポジティブとネガティブはスペクトラムで、どこかで線引きできるものでもないと思う」と発言してみました。

「良い意見だと思います〜!」とお褒めの言葉をいただきましたw

 

でも、いくつか、これは私にはないな,と思ったことがありました。「良かれと思って相手にアドバイスをしたら相手が怒ったり、酷い時は絶縁されたりしたことがある」と誰かが言った時、みなさんが口々に「あるある、わかる」と言っていたこと。あと、「思ったことをぱっと口に出すので考えなしのバカと思われている気がする」と言う意見にも共感が寄せられていました。

 

私は逆に、急に質問されると咄嗟に言葉がでてこないです。考える時間が常に必要です。前もって質問事項を言っておいてくれたらいろいろ熟慮しておくのに…と思います。

その場は反射神経が悪いし、何も言わないのはそれこそいなくていい人になってしまうし、何も考えてないバカと思われそうでヒヤヒヤします。

 

根っからのポジティブさんに、憧れる気持ちがありつつも絶対的に自分とはかけ離れた人達で苦手な人種、というレッテルを貼っていた自分に気づきました。

あちらはあちらで悩んでいたりすることを知ると、ポジティブさんとちょっと距離が近づいたような気持ちになりました。

 

そういう意味では意外と有意義な時間が過ごせました。次も是非参加してみたいと思います。