デザイン出しがとにかく調子が良い今日この頃。
何か一つの企画に、4つくらい我ながらナイスなアイデアが思い付き、それを綺麗にイラストレーターで企画書にして提案すると2〜3つは採用される、そんな感じです。これはもうデザイナー冥利に尽きます。夢中で絵を描いて賞をもらってた小学生の頃のように、純粋に楽しいですし、なんとなく常に興奮状態です。寝ながらデザインのことを考えてしまい、早朝覚醒が始まっています。
なんとなくこれはエビリファイかトリンテリックスの影響があるかもしれない、そんな気がします。反対にロフラゼプ酸エチルの精神安定の方は精神が高揚していて追いつかないのかもしれません。
昨日も調子に乗ってデザインを提案し、上司からもMDからも良いフィードバックをもらい、楽しくて舞い上がっていました。
最近組織変更があり、今までトップで仕切っていたMDのマネージャーはバッグと洋服を含めた予算や発注など数字を扱う方に注力することとなり、商品企画からははずれることになりました。全シーズンに私のアイテムをボツにしまくったマネージャーです。
2番目に決定権があったMDが商品企画MDのトップになりましたが、もっと全体を見る立場となり、決定権は今まで通りではあるものの、細かい調整は,それまでその下にいたMDの事務的作業をしていたメンバーの中の1人がある程度権限を持って任せられることになった模様です。
それもまだ移行期で、オフィシャルに公表されていません。
私は蚊帳の外に追いやられていますし、今まで通り上司との雑談も極端に少ないので、こういう移行期に何かと情報不足に陥りがちです。しかもデザイン出しに集中する時期なのでリモートを多めにしている為、会社での情報交換も少なくなり、私だけよくわかっていない、という状態に陥りがちです。
どうも上司は、この移行期を利用して、物作りに対して素人MDの、我々からするとバカみたいに煩雑だった確認作業を、すっきり単純明快にするために、細かい調整を任されたMDと組んで、いろいろと画策しているようなのです。
なんとなくそんな気配は感じてはいました。
いつも、元事務作業をしていたMDと上司、そして例の30代同僚と3人のスモールユニットでデザイン全体のことをまとめているみたいなのです。
それについては、何をしているのかを3人に聞くのは躊躇われてできませんでした。遠巻きにチラチラ見る感じでした。
結局、私は3人がなにをしているか、上司がどんな画策をしているか、伝えられていませんでした。
なので、先程の4つのナイスな提案を、「○○さん(元事務作業のMD)にメールしといてください。ぼくをCCに入れて」と言われた時、今までなら決定権を持つトップ2のMDもCCに入れるのが通常でしたので、単純に言い忘れと解釈してそのメールを○○さん宛、CCに上司とトップ2のMDを入れて送ってしまいました。
そしてそれが、またもや上司の逆鱗に触れてしまいました。めちゃくちゃ怒っているようです。
「連絡方法については前の会議でみんなに言ったじゃないですか。なぜ言った通りに普通に行動できないんですか?云々カンヌン…。もう全体のことはこっちで全てやるので、あなたはせいぜい自分の商品の完成度を上げることだけに集中してくれ」
というような怒りをぶちまけるLINEが届きました。
「みんなに言ったじゃないですか」と言われても私は聞いてないんです。でももしかしたら、私がまたぼーっとしてたか他のことを考えていたかして、聞き逃していた可能性もないとは言い切れません。とは言え、聞いてないのは事実なので、このLINEの文章はとても理不尽に思いました。
だって、そんな画策聞いていたら、そのトップ2のMDをCCに入れるはずないじゃないですか。。
このまま放置するわけにいかず、すぐ電話をして話し合いました。
40分くらい話しました。
上司も雑談レベルでも誰と何度その話をしたか記憶が曖昧ではあるものの、私以外のデザイナーは全員その画策を理解していて、私は聞いていたはずなのに違うことをした、というのです。
私は、上司の怒りを恐れず、聞いた記憶がない、と言いました。でもその場で私が聞きそびれていた可能性がゼロかと言うとそんなことは証明できません、とも言いました。
もし上司がその場で言っていたのに,私が聞きそびれていてそれで今回のことになったのなら私の落ち度ということになります。
ついでに、私は忘れたり勘違いしたりポカが多く、肝心なところで確認を怠り、今日のようなヘマをやることを自覚している。だからあなたもMDも私のことを信頼できない、ということですか?と聞きました。「その通りです」と言われました。
でもこれは私の特性でもありどんなに努力しても完全に消えないことなのです。もはやそれも話しました。とはいえ、なので諦めてください,とも言えず、とりあえず、あきらめずに努力はする。そしてとにかく確認をしつこくやる、と言う解決策(?)を出して話は終わりました。
例の30代同僚の確認はそれはそれは細かく、全てにおいて上司に確認を取ります。
私はそこまで確認するのは正直時間の無駄なように感じてしまって、確認は必要なものだけにしてしまっています。ある程度簡単な問題で、わざわざ上司の時間を割いてまで確認する必要性を感じないものに関しては個人的な意見を言って独断で進めています。それが時々上司からは確認もなしに勝手に進めていると見えるようです。
大抵は聞けば「その通りで大丈夫です」と返事が来るような内容です。事前に聞かないことが問題なのです。
あとは、その元事務作業をしていたMDがある程度の権限を与えられているのに、勝手にMDの上司をCC入れるのは、彼女に対して失礼だ、と何度も言っていました。
それをいうなら、私達デザイナーも必ず上司のCCが必要ですし、正直,私は彼女にそんな失礼をした気がしていません。
まぁ、要は,最近上司はその画策を大変快く思っているのに、その矢先に部下がトンチンカンにも彼女の上司をCCに入れて、また煩雑な確認メールの応酬がされているのを見て怒り浸透した訳です。
結果としては、そのMDの上司も私のデザインに対して好感を持ち、1つの企画に提案した4つのデザインのうちさくっと3つ採用になりました。
上司は、報告とかに対して独自のルールがあり、それがよく変わります。私は上司との雑談が極端に少ないので、その時々の彼のブームに乗れなくて、今回のように言われないまでも、しょっちゅう彼をイラつかせているんだと思います。
散々話して「お互い今回のことはいったん忘れて前向いて行きましょう。」と話は終わりましたが、私の本音は「別に報告の仕方なんて、結果が良ければある程度人それぞれでいいのでは?そんなに怒ること?」です。
確かに上司の今の画策はとても良い方法だと思います。無駄な確認がなくなり、仕事がさくさくと進むと思います。でもたまたまその件を知らない部下が違うことをしたなら、その画策について説明してくれたらいい話なのでは???
良い気持ちで良い仕事をしていたら、こんな仕打ちに合いました。これ以上調子に乗るな,と言う神様の計らいでしょうか。
やっぱり会社員て理不尽なことが多い。
つくづく合わないと思いました。
それとも私が聞きそびれたことが罪なのか…
最近独立の方の仕事を着々とすすめられているので、この出来事も良い原動力になりました。