八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

直属上司との面談

人事との面談の1時間後に、直属上司との評価面談があります。

 

どんな展開になるのか予想がつきませんが、

話の流れに身を任せよう、と思いました。

 

面談が始まりました。

まずは評価シートの内容をポツポツと話し、

「今期自分としてはどうでした?」と聞かれたので、「MDからボツがたくさん出たことでかなり落ち込んでいる」と答えました。

その後、精神状態の変化と、病院を受診し鬱病と診断された経緯を話しました。

 

すると、

「あーー行っちゃいましたね!!行ったらそりゃー診断されるでしょ!そういうもんですよ」と。

 

思いもよらない展開に呆気に取られてしまいました。彼はいろいろな点で私から見るとちょっと変わった持論を展開するのですが、医療に関してもオリジナルの考えがあるようです。

 

・脳内のセロトニンが足りないというが、血液検査か脳波を調べたりして出たものなのか?いやそうじゃないでしょ。非科学的でしょ。

・行って診断すれば病院も儲かる、そういうシステムでしょ。

・心のストレスは受け取り側の問題で、同じ負荷でも全然平気な人もいれば全然ダメな人もいて、きちんと測れないでしょ。それも非科学的でしょ。

 

と、まずは心療内科についての彼の持論を聞かされました。

 

その後は、

鬱病とか言われたらその気になっちゃったでしょ。だから行っちゃいけないんですよ。

・休業したら多分もうデザイン部には戻れないですよ。

・あなたが休業したあと、あなたにとっていいシナリオは見えない。

・あなたは頑張らなくていい。たくさんの持分をやるんじゃなくて、じっくり完成度の高い物作りをしてくれ。

・僕はあなたの良いところを評価してるし,他のデザイナーも同じようにあなたを評価してる。

・MDよりもあなたや他のデザイナーの方を仲間と思っている。

・あなたにはあなたの持ち味があるんだから、他のデザイナーと比べる必要は全くない。

・あなたがデザイナーとしてもしダメというなら、○○(他のデザイナー)はどうなる?

 

その他には

・運動した方がいい

・会社の飲み会とかパーティとかイベントにもっと参加して呑気に和気あいあいとする機会を増やせば、シリアスにならなくて済む。

 

などなど、いろいろ言ってました。

 

3年に一度くらいしか褒めない人が、珍しく褒めたり認めたりするので、かすかに嬉しくなってる自分がいます。

でもかたや、これってDVの夫とかブラック企業の社長の発言っぽいな…と思ってる自分もいます。

 

彼がもう不要と思った人に対して取る冷たいあしらいを知っているので、

一応、私はまだ利用価値はあるとみなされているようです。

 

「もし仕事するとしても、かなり量をセーブして、精神的負担を少なくしてならやれるかもしれない。それでも構いませんか?」と言うと、

「そうすればいい。全く構わない」とのことです。

 

もうすでに人事に話してることも伝え、少し様子を見たいことも伝えて、終わりました。

 

これで,上司が心療内科についてエセ医療と位置付けていることがわかり、

休業をとる、とはとても言いにくい状況になりました。まぁ、取ると決めたら人事に診断書を提出すればそれでいいのですが、後々を考えるとあまり乱暴にしたくないので、もう一度きちんと話し合う必要がありそうです。

 

これから,この件を夫に話してみようと思います。