八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

上司との電話面談

少しずつでもやるとなったら、何ができて何はできないかを検討しておこう,と思い、MDの来期の計画をチェックしました。

 

すると…

私の前シーズンからの持ち越し企画には、バックアップ企画を用意してるではないですか。

これは、私の持ち越し企画を信用できず、あわよくばボツにしようとしているように見えます。

 

やっぱり次シーズンもまた同じ目にあうのか、と思うと、心臓がバクバクしてきて、机に突っ伏してしまいました。

 

お守り代わりの診断書をもう提出するしかない。

病院では現時点で最良の方法と納得した矢先に、真逆の決断をすることに、頭はパニックを起こしています。

 

もう後20分で上司との面談です。

夫にそのことをLINEしました。

返事は来ません。

 

机に突っ伏して頭を抱えたまま、面談の時間になりました。

 

もう仕方がないので、上司に、病院で出した結論が今現時点で最良と思っていたが、

今MDの計画を見たら、次シーズンも同じことが起きそう。やっぱり診断書を提出してお休みしたい。もう無理です、と率直に今の気持ちを伝えました。

 

上司は、病院が出した結論を評価した上で(そりゃ自分の希望に沿ってる訳ですから)

もう全くいつもと違い、私の良いところを褒めたり認めたりし、何をどうすれば続けられるかを一緒に考えてくれる、と言います。

そして、鬱の理由もMDだけなのか、自分にも理由があるのか、と聞いてきました。全く自分には理由がないと完全に信じていたみたいです。

流石に言いにくかったのですが、自分の鬱傾向の性格のせいで,と言う枕詞を付けながら、いつも顔色をうかがっていつどのように報告するかを探っていることに疲れていて、そういうのがボディーブローのように効いているのは事実だ、と伝えました。

それに対してはものすごく心当たりがあるようで、納得してくれたようです。

あとは、さっきの枕詞を付けながら、私だけがうまくコミュニケーションがとれていないことも辛い、と伝えました。まぁ、これは私の問題ですが。

 

今思えば、上司が自分に厳しい分部下にも厳しく甘えが一切許されないことが、弱っている時は辛いこと。そういうのが、部内の心理的安全性がないと感じてしまい、安心してパフォーマンスを発揮できていないこと、も伝えれば良かったです。

言いそびれました。

 

私は多分鬱のせいで視野がめちゃくちゃ狭くなってるんだと思います。今は自分のことしか考えられないので。鬱病って変な病気です。

上司はそう言うことも言葉を選びながら言います。自分に意識が向きすぎで、自分を過大評価してる、というような表現でした。それほど周りはあなたのことに注目してない、と。

たしかにね、と思います。でも鬱病なんで仕方ないです。

 

いろいろ話してるうちになんとなく、まーいっか,という気になってきて、

「それじゃ、次シーズンはとりあえず無理しない範疇でスタートはします。でも途中で無理そうなら診断書出して休みます」

と言って、終わりました。

 

話しながら、次はもう傷病手当をもらいながら1年半過ごして、その間に自分のことやろー。

としみじみ思いました。

 

少し選択肢が増えたので鬱病も悪くはなかったもかもしれません。