八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

義実家の法事

昨日は義父の3回忌の法事でした。

義母は一人暮らしをしていて、それをとても寂しく思っていて、よくそれを口にします。

私はそれを言われるとどうも自分が責められている気がして、落ち着かない気分になります。なぜなら夫は長男,私は長男の嫁なのです。

 

義母は明るくて大雑把で細かいことは気にしないタイプです。なので、うちの中はかなり雑然としています。

私は結構神経質なので、家の中が埃だらけだったり、キッチンがベトベトしてたり、流しにカビが生えてたりするのが恐ろしく、細かい部分を見ないようにするスイッチをONにしてなんとか過ごしていますが、本音は気持ち悪くてたまりません。

 

あとは、古い日本の家族スタイルを正しいと信じているので、長男の家族は同居するべきみたいな圧があります。救いは、圧はあるものの、口では言わないでいてくれることです。なので私は若干の罪の意識を感じつつも知らん顔をしています。本当は私が罪の意識を感じる必要性はないのですが。

 

そんなこんなで、義実家に行く時は正直毎回気が重いのですが、行ってしまえば、子供は従姉妹たちと楽しそうにしているし、義母も基本的には優しく気さくな人なので、まぁ、なんとか過ごしています。

 

昨日は鬱になって薬を飲み始めてから初めての義実家訪問でした。

不思議なもので、薬のせいなのか、義母と話がはずみました。義母も楽しそうでした。

また,夕食が外食だったのもあり、気が楽でした。義母宅での料理と片付けが私にとって苦行だからです。料理自体は大好きな私ですが、キッチンが汚れていたり,冷蔵庫の中がパンパンで異臭がしていたりする中で料理をするのが苦痛なのです。

後片付けに関しても、食洗機もないし、洗い桶もカビが生えてたりして気持ち悪いです。そして、嫁の私が洗うのが当たり前みたいな空気があり、そういうのも不愉快です。

そういう意味でも外食の日はそういうモヤモヤから解放されるので気が楽です。

 

昨日は義父の3回忌というのもあり、義母と夫と私で義父の話しをたくさんしました。義父と義母はとても仲が良くいつも2人一緒でした。うちの実家の両親とは真逆でした。そんな2人でしたので、義母の寂しさはまだ続いているんでしょう。

 

私は不衛生で雑然とした家と、田舎の世界のような男尊女卑が根底にあることがとにかく嫌でたまりませんが、義母も今は亡き義父も人間的にはとても良い人たちだと思っています。

もし、私が設計した家で私が厳選した家具や家電の中で暮らすことができるなら、同居もやぶさかではないですが、現実的ではないでしょう。

 

義母が「みんなで食べると美味しいね」とか、「1人だから野菜も多すぎて腐らせる」みたいなことを頻繁に言うことに、私は(こう言って私を責めているんだ)と思い居心地悪く感じていました。でも、昨日はなぜか、そんな風に引け目を感じることがなく、普通の会話として受け取ることができ「そうですよねー」と気軽に受け流すことができました。そんなふうだったので、会話が自然に弾みました。

 

今までは私の極度のネガティブ思考によってより居心地の悪さを増長させていたのでしょう。事実は変わらないのですが、受け取り方の違いでストレス具合も全然違います。

 

鬱の薬は鈍感力を上げてくれているようで助かります。