八方塞がり日記 (50代OL 鬱治療中 それでも起業したい)

50代女性。大卒から今まで企業内デザイナーとして正社員で働き続けてきて、仕事がアイデンティティとなってしまいました。思えばずっと抑鬱状態でしたが、この度晴れて鬱病と診断されました。幼少期から結婚して家を出るまで母との関係で疲弊し、インナーチャイルドを抱えながら生きています。

ブランド名 公表します。

ブランド名の商標申請をして、商標番号が取れたので、この後は5万いくら支払って登録をする段階になります。今月は家族で京都旅行をした為金欠なので、年末ごろに支払いをする予定です。

ブランド名は…、Sigh(サイ)です。ため息という意味です。ブランド名の由来はいくつかあります。私がいつもため息と共に生きてるから。そして、ため息と共に葬ってきたデザイン達に日の目を見せてあげたい、ため息と共に生活する人達によりそうバッグを作りたい、です。

ネガティブな言葉だけど、美しさもある、そんなふうに思います。雨、みたいな感じです。

このブランド名に早くもとても愛着を感じています。

 

問題はブランドコンセプトです。バッグ何でも屋の私にはコンセプトを絞るのは無理です。セレクトショップのようなラインナップにしたいけど、ブランド名と合わない気もします。そこが、今の悩みです。

 

とにかく、ブランド名が却下にならなかったのは良かったです。事前に調べてますので大丈夫の確信はありましたが、ハガキが来たらいよいよ決まった!というワクワクする気持ちが込み上げてきました。

 

あとは、ローンチまで計画を練って、粛々と進めるのみです。

新しいシリーズのサンプル依頼をした

今週はボスを含めた出張メンバーがパリに行っているので、自由な1週間です。自由を謳歌する気満々で大胆にも3日間有休を取ってしまいました。こんなことお局でないとできませんw。そんなことをしてるからボスから蔑ろにされるんでしょう。

蔑ろにされているからこそ、むしろ堂々と火水木と有休をとってやった、とも言えます。

そんなわけで、せめてもの償いということで、今日出社しました。でもただでは転びたくないので、独立の方のサンプル依頼のアポをとり、お昼に抜け出して、駅ビルのタリーズコーヒーでサンプル依頼をしました。

 

依頼の後、そのメーカーさんとおしゃべりしていたら、どうやら同僚の1人が縫製メーカーさんの間では態度が悪すぎて悪評が広まっている、ということでした。その同僚は31歳のチーム最年少ですが、どんな人とも臆することなく接するところがあり、社内でも可愛がられていますし、同じくメーカーさんのおじさん達にも可愛がられている様に見えていました。

ところが、逆で、メーカーさん達から「またあいつか」と煙たがられているんだそうです。そして、そのメーカーさん曰く、「△△さん(若い同僚)は御社の看板を背負ってることに胡座をかいて、我々取引先にすごく失礼なことを言ってくる。でも○○さん(私)は率直だけど言い方が柔らかいし納得できるから僕はとてもやりやすい。他のメーカーさんも○○さんとはとても仕事がしやすいと言ってる」と言うのです。ビックリしました。私は全然雑談に花を咲かせることもしないし、メーカーさんからそんな信頼をえているなど夢にも思っていませんでした。そのメーカーさんはさらに「だから、僕、○○さんの独立のお仕事引き受けてるんですよ。△△さんだったら絶対断ってますもん」と言ってくれました。うう…ありがた過ぎます。

しかし、そもそもメーカーさんに失礼なことを言う理由が私にはよく分かりません。きちんとデザインに合う素材を選択して、製図を書き、指示書を提出して、それで変なサンプルが上がったら、半分以上はこっちの責任です。ちゃんと指示すれば、大抵はちゃんと上がるものです。

△△はその辺がよくわかっていないんでしょう。メーカーさんの腕次第でよくなったり悪くなったりしている、と思っているんだと思います。

「若いからしかたないのかなぁ」というメーカーさん。「ですかね〜」と私。でも実は内心、(彼はこの仕事に向いてない)と常日頃から思っているのでした。何故なら、いつまでたっても完成度がイマイチ低いのです。こう言っては悪いですが、彼には物作りのセンスがないと思ってます。口には出しませんが。

まぁ、それはさておき、そのメーカーさんや他のメーカーさんから私が信頼にあたる人物と思われているというのを聞けて、本当に嬉しかったです。しっかり真面目に仕事に向き合ってきてよかったなぁ、と思えたひとときでした。

 

やっぱり普段から不必要に卑屈になり過ぎてるのかもしれないです。もう少し自信を持っていこうと思います。

生い立ち 美大受験塾時代 現役編

久しぶりの生い立ちシリーズです。

高校1年から地域で1番近い画塾に通い始めました。たしか夏期講習のちょっと前くらいに入塾したような記憶があります。1浪2浪3浪の先輩たちがいて、目玉が飛び出るくらい上手い絵を描いています。それはもうまるで私など足元にも及ばないレベルです。

わたしはよく自宅でデッサンの真似事をして自分の手を描いたりしていましたが、それはそれで味のある作品ではありましたが、先輩たちのデッサンはもう次元の違うものでした。

 

画塾では、美大出身で画家をしながら先生をやってる人達と東京芸大の生徒さん達が数人、先生をやっていました。大会社のエントランスに飾られるような有名な画家の先生もいました。

そして、誰も絵の描き方を教えてくれないのでした。「空間を表現しろ」とか「石膏像は白いから白く描け」とか言うのです。

先生達の言ってる意味が全然分かりませんでした。その上先生達は、人の絵を見て大笑いしたり、「下手」だの「汚い」だの言いたい放題でした。

恥ずかしいやら悔しいやら、でよくイライラしていたものです。いつか見返してやる、とよく思っていました。

 

入塾して初めての夏期講習で、デッサンや着彩、粘土の立体、平面構成など2週間ひたすら勉強し、最後にコンクールがありました。

石膏デッサンのコンクールで珍しく気持ちよく描けました。すると何を間違ったか6位を取りました。30人くらいの生徒がいて、上段、中段、下段と10枚ずつ並べられた中の、上段に私のデッサンがありました。まだ始めたばかりの高校1年生で、デッサンのデの字もわからなかったので、正直まぐれです。先生方は「これさー全然デッサンをわかってないのが一目瞭然だけど、なんか綺麗なんだよね。」と私のデッサンを評価してくれました。

 

なんとなく華々しくデビューしたような感じですが、その後はどんなに頑張っても頑張っても思うように描けず、根性と忍耐の日々でした。

同級生にどう考えても私とは異次元のちょっと天才のような女子が同じ画塾にいました。粘土で立体を作るときに、粘土にラップをかけて噛み付いてみたりするのです。それをナチュラルにやるのです。そして、ものすごく絵が上手く、色が美しく、浪人している先輩と遜色ない仕上がりの作品を作る人でした。

羨ましくて羨ましくて、彼女のやることをよく真似しました。(さすがに粘土に噛み付くのはしませんでしたが) でも到底彼女には追いつけない私でした。

 

同じ様に美大を目指す同級生や後輩もたくさんいて、一緒に遊んだり時には喧嘩したり、先生のタバコを吸ってみたり、勝手に画塾に泊まり込んでみたり、けっこう楽しく過ごしていました。

 

現役時代は、悩みながら絵に向かいつつも半分遊んでいたようなものでした。なのに、芸大か多摩美武蔵美以外に入る気はありませんでした。当然現役で入れるレベルではないことを自覚していたので、入試は受けたものの、結果も見に行かずに浪人の手続きを勝手に進めました。

 

続く

進行状況

今日は、バッグデザイナーで3年前に独立起業して自分のブランドを立ち上げている友達が、アドバイスくれる、と申し出てくれたので、午後に会う約束をしました。

なので、今現在の進行状況をまとめておこうと思います。

 

・ブランド名決めて、商標申請した。

・1stサンプルは上がったが、うまく行かなかったので、2ヶ月放置した後、一旦棚上げ。

・仕切り直して、新しいデザイン_1(ナイロンバックパックシリーズ)のデザイン画と製図を描き、仕様書にまとめ中。素材探しを行う→来週依頼予定

・デザイン-2(キャンバスのバックパックシリーズ)の依頼→来週

・デザイン_2(レザートート)  新たな縫製メーカーさんに打診する。製図、仕様書→来週打診

 

ここまで。

 

書き出してみるまでもなく、ほとんど進んでいません。気は焦っているんですが…

 

そして、午後に半休を取り、その友人とお茶しながら語り合いました。

友人の意図は、私が1人で黙々と悶々と作業しているだろうから、思い描く未来の話を人にすることで、発散しつつ自分にハッパをかけてもらおう、というものでした。心遣いありがたやです。でも結局半分くらいの時間は彼女の大変さを聞いていました。それもリアルな現状なので、私に取っては貴重な話です。

 

正直なところ、彼女はいつも資金繰りに困っていてあまり利益がでていないようなので、経営状態は相当厳しいのかと思っていました。ですが、突っ込んで聞いてみると、私の想像よりはコンスタントに売れているようで、なんとか自転車操業できているとのことでした。これには少し勇気をもらうとともに、とはいえ厳しい現実の話を聞いて身が引き締まりました。

 

名もないブランドのバッグを売る大変さは一度身をもって体験しているのでよくわかります。2番目の会社で、数年だけ新規立ち上げブランドを担当したことがありました。代官山の駅前にフラッグシップショップを構え、時々販売応援で店頭に立ちましたが、まぁ売れない売れない。一日中売り場にいて5個ぐらい売れたらいい方でした。なので、作る側としても、生地も革もロットの少ないものしか使えず、オリジナルの金具など作れるはずもなく、最低ロットでの生産をしていました。メーカーさんは小ロットでは利益が出ないので、できればやりたくなさそうです。新規ブランドとはそんな立場です。

 

そこに打って出るなんて、我ながら勇気あるな、と改めて3年先輩の話を聞いて、つくづく思いました。お金が消えていく恐怖との戦いです。でも、やりたいのです。

 

友達とは、お互いに健闘を讃えあって、別れました。

 

がんばるぞ!!

 

 

夫、有休消化中の件

夫は以前からお誘いを受けていた職場に転職しました。10月末が最終出勤日で、11月は有休消化だそうです。20年もほぼ休まずに勤めたので恐らくもっと有給は残っていたはずですが、12月から新しい職場に勤めるんだそうです。

 

私は週2回ほど出勤し、残りはリモートなので、家で一緒に過ごすことが増えそうです。

そして、残念なことに、今夫と二人きりになると、なんとなくぎこちない私たちです。2人ともなんだかんだと理由をつけて外に出かけています。

私はというと、自分のペースでリモートワークする習慣がついてしまったので、ペースが乱れて気持ちが悪いです。これからはお昼ごはんは2人分用意するの?とか、お昼の時間にネトフリの海外ドラマを見るのを楽しみにしているのにそれはもう出来なくなるの?とか杞憂しています。(夫と私はテレビの趣味が合わないのです)

そもそも、がっつり集中しなきゃいけない時にそれができるのか??心配です。

もう会社では集中して作業できなくなってしまったので、ミーティングや接客の時に出社して、用事が済んだら帰宅してしまいます。

なのに、家でのペースが狂うのは困りものです。。

 

今シーズンはとても調子が良く、1stサンプルは良い仕上がりで、MDの評判も上々でした。去年のあの地獄が嘘のように気分よく仕事ができています。自信も取り戻しつつありますし、よく眠れています。

しかし、良いことばかりの人生ってないですね。

夫婦の関係はギクシャクしています。間に息子がいれば、とてもとても良い関係性を築けていると思いますが、息子がいないと途端に変な空気になります。仕事の悩みが減った分、意識がそっちに行っている、ということかもしれません。

 

夫の新しい会社は、夫の友人(元同僚?)が立ち上げた会社で、夫は従業員第一号なんだそうです。なので、社風も自由、恐らくリモート中心になる模様です。

 

私のワークスペースリフォームも年明けになりそうだし、それまでの間、なんとかやり過ごす必要があります。

そもそもあんなに大好きでなんでも言えた夫に対して、どうしてこんなにぎこちなくなってしまったのか、それを思うと悲しいです。

息子が成長して外の世界へ出て行った時、だんだんと元の関係に戻っていけることを願うばかりです。

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ブランド名を決めた

去年の今頃は病みに病んで死にそうでした。それでもそこから抜け出すためには独立するしかない、と必死でジタバタもがいていました。

今だって、どちらかというと日々もやもやとしていますが、去年の今頃に比べると薬のおかげでかなり平和な毎日です。

そして、1年かかってやっとブランド名を決めました。英語のニュアンスを確認するためにアメリカに住む友達に確認したら、そのうちの一つについて「○○ちゃん(私)っぽい。合ってる」と言ってくれました。「じゃ、それに決めるわ!」と言ってその瞬間に決まりました。

 

今は特許庁に商標登録をする準備をしていて、明日用紙に特許印紙を貼って簡易書留で投函します。

それも2〜3日かかりました。移動中とか隙間時間に商標登録のYouTubeを片っ端から見て、だいたい掴んでから作業しました。それでも、最終的にネットではよく分からず、最後は電話確認でやっと完成しました。特許庁のHPは丁寧なんですが、文字数ばかり多く、私が知りたい肝心な部分はどこにも明記してなかったりして、最後には電話して解決しました。非常に簡単なA4一枚の書類なんですけどね。私が鈍臭いのでしょうか。。。

 

でもまぁ、やってしまえば、あとは認証を待つばかりです。商標がとれたら、ロゴデザインを外注する予定です。これは、前から考えていたことです。ママ友にすごい実力派グラフィックデザイナーがいるので、その人に頼みたいと考えています。あーワクワクする!

その間にサンプルをもっと進めなくては。

 

やることが満載です。頭の中を整理しなくては。融資も受けたいし、ワークスペースの部分リフォームも着々と進みつつあります。

 

ブランド名は商標とれて、ロゴデザインが決まったらこちらで公開したいと思います。

ガス抜きした

今日は余ってる夏休みを消化する為に、会社を休んでいます。とはいえ、代官山で会社のブランドのイベントがあり、社員は午前中に行くようにお達しが来ていたので、11:00から代官山におります。

 

昨日今日とボスと30代同僚が出張に行くことを前日に知った件でモヤっていたら、実は30代男子同僚と生産担当も一緒で、4人で出張に行ったことが昨日Googleスケジュールにて判明し、更にモヤッていた私でした。なぜモヤっているかというと、同じチームなのに、その話を聞いていない、ということによります。

 

イベント会場で、今回の出張に行っていない40代同僚に会いました。おしゃべりしていたら、どうも彼女も今回の出張にはモヤっているようです。

イベントもそこそこに、お茶をしに行き、2時間ほど愚痴を言い合い、ガス抜きをしました。私だけが蚊帳の外ではなく、彼女も自分が蚊帳の外と感じていたようです。私達は通常、お互いに慎重にあんまりチームメンバーの愚痴を言わないように気遣っていましたが、今日はまあまあ言いました。正直、罪悪感はゼロでスッキリしたので、話して良かったです。

 

そりゃ、同じチームなのに、お気に入りだけ連れていったような印象で、残された方は気分が悪いことこの上ないです。しかも、言わずに行くということで、あちらの罪悪感が透けて見えるような感じがあります。

結局ヤツはそういう人なのです。それなのにこっちが気分を害して落ち込むなんて、馬鹿馬鹿しい話です。

 

それに、私は独立するんです。こんなことに気を病んでいる時間はありません。

もう気持ちを切り替えて、独立の方にギアを入れます!

 

というわけで、今T-siteの向かいのASOにて1人ランチを楽しんでいます。

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↑全然足りなかった💦これで¥1500笑